自分本位。

自分本位。








随分前に、
一人の女性が亡くなり、葬儀で集まった人たちが語る彼女の印象がそれぞれに全く異なり、
一体、本当の彼女はどういう人だったんだろう・・・という内容の小説を読んだことがあります。(ごめんなさい💦 タイトルを忘れました。)


昨年読んだカズオ・イシグロさん著の『クララとお日様』に、
AIロボットであるクララが、
「人の持つ【特別なもの】は、その人の中にあるのではなく、その人を愛する人々の中に分散して存在するのだ・・・」
という意味の言葉を発するシーンがありました。


私は私を生きていて、主観で自分を認識しているわけですが、それはあくまで独りよがりの自分像に過ぎず、

実際にこの世で生活している私は、私を取り巻く人々それぞれの内に、それぞれ異なるイメージとして存在し、
私がもし、誰かにとって【特別】であるとしたら、それはその人の中にある私像が【特別】なのだ・・・

生きることの煩わしさも喜びも、ここから派生してるのかもなぁ・・と思います。



いくつかの行き違いが重なり、安子の主観とは全く異なる印象が るいの中に出来上がり、
るいは、大好きだった母親の安子を拒絶してしまう。

一方、唯一の生きる術だったトランペットが吹けなくなったことで、自信喪失どころか自己評価ゼロになってしまったジョーは、るいにとっては変わらず【特別】な人であり続けた。
                       『カムカムエヴリバディ』より



自己評価と他者評価には必ずズレがあり、私達は日々、多少にかかわらず、そのズレに翻弄されて暮らしているのです。


【誰かが思う私】は、私の手を離れた【その人のもの】なのだと思うと、
なんだかスッキリしました。
そこをコントロールすることなどできないのだ・・・と悟ったことで、
そこをどうにかしなければ・・・という肩の荷を下ろせたスッキリ感です。


そして、裏を返せば、私達がコントロールできるのは、自己評価の領域に限られる・・・
ここに、繰り返し言われる「他者評価を気にするのではなく、自己評価を大切にしよう!」のスローガンが意味をなしてきます。
なるほどね!って感じです^^

「他者から好かれる自分は置いといて、自分が良しとする自分で過ごす日々を目指せばよいのだ!」

はい。(o^^o)




・・・・簡単スペアリブ。

昨夜は、圧力鍋を使った簡単スペアリブを作りました。
フライパンでニンニクと一緒に焦げ目をつけ、
スペアリブ5本につき、醤油・味醂大さじ3、蜂蜜・酒大さじ1、酢少々、生姜とニンニクの擦りおろし少々、ほんだしパラパラを足して圧力鍋に入れます。
取り出した後、シラチャーソースをかけました。
骨付き肉を両手でつかんでムシャムシャ食べると、ギャートルズになったみたいで元気がでます。笑

プリーツレタス・人参・紫色の蕪・ペッパービーフ・スモークチーズ・卵で作ったサラダを添えました。




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