赤帽さんのいた風景。
昔、鉄道の駅校内には「赤帽さん」がいて、
お駄賃を払うと荷物を運んでくれました。
私が幼い頃、遊びにきてくれた祖母を駅まで見送る際、
「鞄、重いけど大丈夫?」
と尋ねる母に、
「赤帽さんにお願いするから。」
と、祖母が答えていました。
なぜ、赤帽さんのことを思い出したかというと、
4月に長女家族を訪ねようかな・・
と考えていた時、
『荷物が多いと大変だな・・ 宅配便で先に送ることにしようかな・・
そういえば、赤帽さんって、いたなぁ・・・』と、懐かしい情景が蘇ったのです。
(Wikipedia で調べてみたら、赤帽さんは、明治29年に誕生して、その後昭和の時代まで活躍したものの、だんだんと数を減らし、平成18年に全ての駅から消滅してしまったようです。
ただし、平成24年にヤマト運輸が、東京駅限定で赤帽さんに代わるポーターサービスを開始したとのこと。)
時代が進み、都市化が進むにつれ、排除されていくものってありますよね。
無駄だと切り捨てられるモノやサービス。
「赤帽さん」もその一つで、宅配便の普及により切り捨てられたサービスです。
けれど、先日のブログでご紹介した篠田桃紅さんの言葉に重なりますが、
そういう、効率的ではない「無駄」なモノやサービスの中に、人生の機微のようなものが潜んでいる気がします。
「無駄」がどんどん無くなっていく社会の行く末って、どういう風景なんだろう・・・
少なくとも、そこに、泥だらけになって駆けまわる子供たちの姿を思い描くことはできません。
・・・春キャベツ、新じゃがの旨味活用の献立。
昨夜は、春キャベツの蒸しカレー風?ライスに、新じゃがのサラダを添えました。
《蒸しカレー風ライス》
みじん切りにした生姜・にんにく・玉ねぎと牛細切れ肉を、カルダモン・クミン・チリペッパー・ターメリック・コリアンダーなどのスパイスで炒め(二人分でスパイスはそれぞれ小さじ一杯ずつくらいです)、
ざく切りにした春キャベツ・アスパラ菜・ヨーグルト少々・水少々(二人分で、ヨーグルトも水も50㏄くらいです)を加え、塩胡椒して圧力鍋で蒸し煮します。
「カレーのようなカレーじゃないような・・・ でもうまい!」
と、夫にも好評でした^^
春キャベツの甘みが良い仕事をしてくれます♪
《新じゃがと海老のサラダ》
新じゃがを皮付きのまま茹で、皮を取った後、マヨネーズと粒マスタードとディルで、料理酒少々を加えて別茹でした海老と和えます。
こちらも、新じゃがの甘みが良い仕事をしてくれます♪
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