なにも無茶なこと望んでいない。
昨夜のエルピスの最終話で、長澤まさみちゃん演じる浅川恵那が発した
「希望って誰かを信じられることなんだね。」
という言葉。
目の前に信じられる誰かがいる人生であるなら、決して希望を失くすことはないのだと思います。
数年前に、夫が私に嘘をついたことがありました。
内容は大したことではなかったのですが、それでも、「優しさからでた嘘」として許容できる類のものではありませんでした。
「信頼残高ゼロにしないで!」と、私は、ものすごく怒りました。
夫は、私がなぜそこまで激高するのか理解できない・・みたいな様子で、
私自身も、なぜこんなに怒ってるんだろう?と、怒りの元がわからないまま、心から怒っていました。
昨夜の、まさみちゃんのセリフに、「私があの時、腹を立てたのは、そういうことだったんだ・・・」と、合点がいきました。
たった一つの、とるに足らないほどの嘘であっても、その嘘がきっかけで、
夫を信じる気持ちが削がれてしまったら、
私は、これから先の人生で、
夫婦二人暮らしの片割れのことを、「もしかして嘘ついてる?」と疑いながら生活することになるかも知れない・・・
それは、私にとって、オーバーではなく、本当に「夢も希望もない」ことだと落胆して、
その事態を招いた夫に対する怒りがメラメラと燃え上がったのだと思います(▼▼)
良く生きる、幸せに暮らすって、
大したことじゃなく、何気ない心の在り方で実現できそうで、
でも、ほんのささいな引っ掛かりで台無しになったりもする・・・
そういうものなんだと思いました。
「一人の人間としてまともに生きたいだけじゃん。なんにも無茶なこと望んでない。」
これも、昨夜のまさみちゃんのセリフ。
シンデレラ姫みたいな大きな幸運を願っているわけじゃない。
ただ、一人の人間として、希望を失わず、生きていきたい。
文章にすると、簡単なことのように思えて、
実は、とても繊細で、かつ骨太で、心構えが必要なことなのだと思います。
けど、決して、「無茶なことじゃないよ!」ってこと、
生涯かけて、証明したいと思います。
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