どっちつかず

どっちつかず










昨夕は、以前から気になっていたワインバルに、急遽行ってみることにしました。




今私が住んでいる町は、外国人率がとても高くて、



引っ越し直後、まだキッチンが使えない状態で、夜中近くに飛び込んだ「すき家」で、
ほぼ満席なのに、日本人は私達だけ・・・という状況を経験したこともあります💦




昨日行ったワインバルも、まだ時間的に早かったこともあって、先客は2組だけでしたけど、
どちらも外国のかたたち。
店内には、おそらく今流行りの洋楽が流れていました。(※承諾をいただいて写真撮影しました)





カウンターに座り、スペイン産のクラフトビールを注文したら、
薄くスライスされたチーズとバゲットが添えられていました。



私一人なら、これだけで満足しそうな量です^^;






「腹へりはれほれだから、食うよ!」と、昭和感満載で^^;、夫が追加注文して、


チョリソーとオリーブの煮込み、




マッシュポテトを添えた穴子、




ブルーチーズソースをかけたトウモロコシのフリット、




を、夫はグラスの赤ワイン、私はスパークリングワインでいただきました。
(夫は、帰宅後、「締め」の^^納豆ご飯を、私は最後のマンゴーを食べました♪)





お店の雰囲気も、
Tシャツ+デニムで、笑顔を絶やさず、英語を交え、カウンターの内外でキビキビ働く女性二人(オーナーとアルバイトさんかな?どちらも20代~30代の感じでした)も、

「なんか、アメリカンなお店だったねぇ・・」と夫に言うと、



「そう思うでしょ。でも、トイレに入ったら、壁一面にミスチルのポスターが貼ってあって、アメリカナイズされてるのは仮の姿で、実は、ミスチル好きな女の子たちだったんだよ♪」と、レア情報を教えてくれました。笑



そうだったんだ。笑
次回はミスチルの話題を振ってみよう♪







この町は、二つの文化圏で成り立っているというか、



以前のブログ記事で触れたような、おばあちゃまお一人で細々と経営していらっしゃる昔ながらの呉服店があるかと思うと、


どこでもドアで、サウスブロンクスへやって来た??って錯覚してしまいそうなタトゥー屋さんや、ショットバーやタコス屋さんが並ぶ横文字だらけの通りがあったり、


とてもアンバランスに感じます。



そして、それぞれのテリトリーで生活している人たちは、互いに接点を持っていない感じです。






以前に、「ほぼ日刊イトイ新聞」で、糸井重里さんが、


「どっちつかずの」という状態は、たいていは、両側、どっちからも攻撃されてしまうものだ。
たいてい、「どっちなんだ?!」と怒られるのである。
そういう煮えきらない態度はひきょうだとかね。
しかし、あなたはどうかしらないけれど、ぼく自身は、「どっちつかずの」人格的表現と言えるほどの人間だ。
だから、どっちのよさも理解ができるし、そのときどきで、どっちをとってもいいと思える。
そういうことのどこがわるい、と思って、さて、プリンやオムレツのことを思いだしたら、「ふわとろ」だの「かたい」だののどっちかじゃなくて、「どっちつかずの」ちょうどいいプリンがうまい! オムレツだって以下同文だよ、と気がついたのだ。
ぼくがおやつのプリンをつくるなら、「最高にどっちつかずのおいしさ」を追求するだろうな。



と、「どっちつかず」の立ち位置を称賛していらしたことを思い出しました。




夫と私は、ジャズが好きだったり、  一方、着物をちゃんと着たいと思っていたり、
ビールやワインが好きだったり、  一方、日本酒をちゃんと学びたいと思っていたり、
以前数年暮らしていた国の人達に親しみを感じたり、  一方、町の歴史に詳しい方達のお話を聞くことが好きだったり、  

おそらく、この町の、数少ない「どっちつかずの人間」なのだろうと思います^^;




そして、
そういう自分たちが、少しオーバーに言うと、分断されたままのテリトリーを繋ぐ接点になれたら、それはきっと、糸井さんがおっしゃるところの「最高のどっちつかず」を実現したことになるのかも知れません♪



そうそう。
私も、「ふわとろ」でも「かたく」もなく、「どっちつかずの」ちょうどいいプリンとオムレツが好きです。笑




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