やば。

やば。












春に売却予定の自宅の土地の確定測量が、ようやく終了しました。
長かった~💦 3か月強かかりました。





それに伴い、改めて、売却の仲介を依頼している不動産屋さんの担当者の方が、
書類を受け取りにいらっしゃいました。





現在、私達夫婦が住んでいる家は、昭和61年に建てられた木造住宅を、平成23年に、次女がリノベーションしてくれたものなので、
築年数からいって、取り壊して更地として売却する方が売値が上がるでしょう・・・とのアドバイスに沿って、現在準備をしているところなのですが、





初めて、我が家を訪れた担当のAさんが、

「やば。やばいですね。これ、もったいないですよね。」

と言って下さって、



一生懸命作業していた次女や次女のお友達(当時は皆、建築学科の学生でした)の姿を思い出して、ウルウルしてしまいましたT_T




通常の会話では、すっごく丁寧なかたなんです。<Aさん。
そのAさんの口から、「やば。」って言葉が発せられたことで、
思わず、「でしょ、でしょ!」と、私もタメ口が突いて出ました^^;




まるで物件案内みたいに^^;
Aさんを案内しながら、

「この大きな窓も、このトイレも、この壁のタイルも、このキッチンも、
どこもかしこも、全部気に入っていて、
これがなくなっちゃうと思うと、本当に寂しいです。」

と言う私に、Aさんは

「やば~・・」

と繰り返して下さいました。笑




「いや、絶対、こういう雰囲気好きなかたって、いると思うんですよ。
古くてもいいから、味がある家がいいって言う人。」とAさん。


「私もそう思います。」


「ただ、問題は、戸建て物件として売却した際は、売却後3か月間は、
例えば、『雨漏りしたよ。』とか『シロアリ出たよ。』とか
そういう、何か不都合が起きた時は、売り主が対処しなきゃいけないんですよね。
実際、雨漏りとかあったりしますか?」

と聞かれて、


「雨漏りはないですけれど、(5年くらい前に、2階のベランダの排水溝が、落ち葉で塞がったところに大雨が降り、ベランダいっぱいに雨水が溜まって、それが、ベランダから伸びる屋根の斜面に作られた天窓まで届き、天窓から水が入ったことがありますが、それはいわゆる雨漏りにはカウントせず💦)、さすがに古い木造家屋なので、大型トラックが道路を通ったりすると、2階は結構揺れますし、漆喰壁に亀裂が入ったところもあります。」

と答えると、


「うぅぅむぅ・・・ お母様のケアもありますし、やっぱり、さっぱりと、売却して終わり!ってした方が安心ですよね・・・」と、苦渋の決断・・という表情をされました。





でも、救われた気持ちになりました。
書類上の築年数を見て、「更地にして売却」の一択をすすめられて以来、




そりゃそうだな・・・と思いつつも、自分の中でずっとくすぶってた【残念無念】な思いを、
汲み取ってもらえた気がしました。





この家が姿を消すまで、できるだけ在宅して^^、できるだけ画像を撮って、
別れを惜しもうと思います。
 

この床も、一枚一枚貼ってくれました。



カウンターキッチンの内側からの大好きな景色。



次女がデザインして作ってくれたブラケットライト。



次女のサインが壁に残る渾身作?のトイレ。



元キッチンだった名残のタイル壁のリビング部分。



アンティークの洗面ボウルと鏡。



何度も動線を確認して設計してくれた元お風呂場を改造したキッチン。




虫王国だし^^;、「足滑らせらた死ぬ(?💦)恐怖の急階段」もある家だけど、
初めて家そのものへの愛着を持てた家でした。




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