距離を越えて。

距離を越えて。









ウォーキングの途中に立ち寄る図書館の窓口には、
貸出カウンターと返却カウンターがあり、
常時4~5人の女性が対応して下さいます。



いつも丁寧で優しい受け答えで、図書館からの帰り道は、読みたかった本を抱えていることも合わさって、ご機嫌な鼻歌が出る確率大です^^



でも、彼女たちとの距離は、きっとこのまま縮まることはないでしょう。
「私はこんな風に思うんだけど、あなたはどう?」
みたいな、心を開く会話のできる機会が訪れるとは思えません。




最寄りの駅前で、街頭演説が行われることがあります。
熱く語られる思いの丈をスルーして、通り過ぎる多くの人達・・・
私もその一人です💦
どんなに近くで、声を枯らして訴えても、届かない思いもある。




リアルの世界では、
例え距離は近くとも、相手の心の内側にまで届く信号を発信することは至難の業で、
また、発信を受け留める側も、アンテナを立て続けることは難しいものです。



その上、世の中には様々な価値観があり、
受容すべき多様性があり、
私が、我が家の周囲5キロ圏内のお宅を一軒一軒訪問して、
「私はこんな風に思うんだけど、あなたはどう?」
と尋ねたとして、
「あ、わかるわかる!私もそう思ってた!」
と話しが弾む確率は、とても低いだろうと想像できます。




だけど、63歳の今、私は、これから先の人生を、
共に歩む仲間を欲しいと思いました。
ドキドキワクワクしながら、刻々と変化していく人生を、最後まで楽しもうよ!って集える仲間を欲しいと願いました。



多種多様な価値観・人生観の中で、
思い描く自分の居場所や、未来の自分を想像したときの背景や、大切にしたいことの重なる誰か・・・
そんな誰かは、
リアルの世界で出会うことは難しくても、
バーチャルの世界では互いを見つけられるのかも知れない。



そう思ったことが、こちらのブログを開設した動機です。
安心して憩える止まり木に、仲間とともに集える未来を夢見て、
これからも、
「私はこんな風に思ってるんだけど、あなたはどう?」
と発信を続けようと思います。
どうか、届きますように!




・・・本を読むこと。

本を読んだり、音楽を聴くことで、
日常の中に、もうひとつの世界が生まれる気がします。
現実とは乖離して楽しめる世界です。
マッチ売りの少女がマッチの炎の中にみた情景のような。

昨日図書館で借りたのは、平野啓一郎さん著「空白を満たしなさい」。
全く予備知識なく読み始めたので、奇想天外なストーリーに戸惑っているところです^^;
でも、まるっと異世界にいざなってもらえることが、今はありがたいです。



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