ストーリー

ストーリー







昨日は母の2回目の命日で、母の友人のKさんも一緒にお墓参りして下さった。




気温が低く、前夜は降雪もあったから、山の中腹にある墓地までの道が心配だったけれど、
出発するころには空が明るくなって、道中車窓から眺めた海も、優しく凪いでいた♪






供花の入れ替えをしている時、「そうそう・・・・」と、Kさんがバッグの中から包を取り出して、



「これ、お母様がプレゼントして下さったコーヒーカップなの。私は猿の絵柄の小物を集めていて、それをお母様にも話してたら、私がコーヒーを好きだから、私の誕生日に猿の絵が付いたカップを探してプレゼントして下さったの。」
と、白地にピンクの猿の絵が描かれたマグを見せて下さった。



母はネットショッピングをできる人ではなかったから、何軒もお店を廻って猿の絵柄のカップを探したらしい。



「毎日コーヒーを飲むたび、このカップを探してくれたんだなぁ・・って、思い出してる。あなたにそのことをお話したかった。」
と言って下さって、とても嬉しく、ありがたかった。





雪の日の朝、1年生の昇降口の前を通りかかったら、小さな長靴やスノーブーツがずらりときれいに並んでいた。
それだけの光景だけど、朝にお母さんが「今日は長靴をはいて行きなさい」と声をかけるところから、1年生なりに長靴を並べようとがんばるところまで、いろんなシーンを想像して楽しかった。


~~~Xでフォローしているムーニー先生のポストより~~~




その「モノ」の背景にあるストーリーに思いを馳せたり、思い起こしたりする誰かによって、

「モノ」の真価は決まる。


ただの長靴も、ただのコーヒーカップも、
唯一無二の温かさを持つ特別な存在になる。




帰宅して、Kさんからいただいたお花を母の遺影の傍に飾り、
Kさんが「お母様が好きだったから・・」と作って下さった甘酒をお仏壇に供えた。



特別なお花と甘酒♡






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