カムカム♪
NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の中で、サックス奏者の渡辺貞夫さんがアメリカに留学する・・というニュースが取り上げられました。
昨夜、夕食時に、趣味で長くサックスを続けている夫に、「今朝のカムカムで、ナベサダさんがアメリカに留学する話題が出たのよ。」と告げると、
「渡辺貞夫さんは、僕を含めて、日本のジャズマンの恩師なんだよ。」と言うので、どういうこと?と尋ねたら、
1962年にボストンのバークリー音楽院に留学したナベサダさんは、バークリーを主席で卒業して帰国した後、
ご自身がバークリーで学んだジャズ理論を、ヤマハの通信教育を通じて、日本全国のジャズマンに伝授してくれたのだそうです。
当時はインターネットもなく、ナベサダさん執筆の教本が唯一の指南書で、
夫も、学生時代にアルバイトで演奏していたキャバレー(アン・ルイスさんや中尾ミエさんのバック演奏をしていたそうです)の楽屋に置かれていた教本を、全巻(20巻以上!)コピーして夢中で読んだとのこと・・・
こちらが、今も手元に残る1冊です。(他は、後輩や友人間で広くシェアされ、どこかの誰かが保管しているらしいです^^;)
私はプレイヤーとしてのナベサダさんしか知りませんでしたので、
素晴らしい演奏以外にも、そんな大きな足跡を残されたかただったのか・・・と驚きました。
そして、なんてスペシャルな想い出なんだろう!と思いました。
ネットで拾う美談や、どこかで目にした蘊蓄(うんちく)じゃなく、
自らが体験した特別な出来事。
夫は寡黙な人で、私と出会う前のことは、ほとんど聞いたことがありません。
この、ぼろぼろの^^;教本のいわれも、初めて知りました。
「我を語る」ことが得意でない人の内側には、誰にも知られないまま保管されているキラキラした想い出があるのだろうと思います。
毎日メディアを通じて、あふれるほどの情報をキャッチしているのに、
案外、身近な人のことは知らないままになっているのかも・・・💦
今年は、ポジティブな終活を実行しようと計画中で、
「よく知らない人」のまま、連れ合いを見送ることのないよう^^;、
『キャバレー』時代のエピソードも含め、未踏の物語を、もう少し深堀りしてみたいと思います^^
※キャバレー※
日本において1960年代から1970年代に流行した、ホステスが客をもてなす飲食店。
料金は時間制で”明朗会計”、ショーを行うステージや生バンド付きのダンスホールがあった。
・・・初雪。
昨日の雪で孫2nd.がお父さんと合作したオラフ。
なんか・・・違う。笑
・・・七草がゆ。
無病息災を願って、今朝は七草がゆを食べました。
毎年、白出汁少々を加えてみたり、ごま油少々を垂らしてみたりしていましたが、
塩だけ・・が一番美味しいと、改めて思いました♪
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