よからぬものは小出しにする。

よからぬものは小出しにする。





近代以前の社会には、アジールと呼ばれる特殊なエリアがありました。
日本では「駆け込み寺」にあたるもので、そこに逃げ込みさえすれば、ルールからも、束縛からも逃れることができるという安全地帯でした。

その後統治が進み、アジールは消失します。

私達は法律を遵守し、正しく生きることを課されているわけで、それは当たり前のことですが、時に、正しく前向きな自分でいることに疲れてしまうことがあります。
とってもだらしなく過ごしたい欲求や、ダメダメな自分をもてあましてしまうことがあります。

そんな時、「なんでもアリ。いらっしゃい。」と門戸を開いてくれたアジールを失くした現代人が駆け込む先の筆頭はネット空間なのかも知れません。
確かに、「良く生きるため」に排出すべき「よからぬもの」の捨て場所としてネット空間が利用されることは往々にしてあるな・・と感じます。

風船が膨らみ過ぎると破裂するように、「よからぬもの」も貯め込み過ぎぬよう小出しにすることが大切で、だから私達は、ため息とともにツイートしたり、ネットライブに参加して大声で『オー・シャンゼリゼ』を歌ったりしてみるのだと思います^^;

以前仕事をしていた頃、勤め先の飲み会で、家庭内では「良いパパ」「良い旦那様」を通している男性社員が、ネクタイを鉢巻代わりにして飲んだくれる風景を目にすることがありました。
「しょーがないなー・・」と受け留めてくれる仲間内にお行儀の悪いダメダメな自分を晒すことで、彼は「良いパパ」「良い旦那様」でいられたのかも・・・

けれど、本音を言えば、我が家が「駆け込み寺」であり「コックピット」であって欲しいな・・と思います。
心折れた時、心底疲弊した時、怒りが収まりそうにない時、「とにかく家に帰ろう・・」と思ってもらえる場所であればいいな・・と思います。

散らかってるとか掃除が行き届いているとか、インテリアがどうだとか、そういうこと、実はそれほど重要じゃないな・・って、今、この瞬間に気付きました💦
「帰りたい家」そして、「よからぬものを小出しにできる家」が理想のマイホームですね^^;



・・・・ガトーインビジブル。
薄切りの林檎が層になったケーキです。
友人が作ったと聞いて、この秋は挑戦しようと思っていたところ、ご近所さんに紅玉を1個いただき、たまたまバナナも一本残っていたので、リンゴとバナナを互い違いに層にして焼いてみました。
酸っぱい×甘いのミックスで、これはこれで美味しかったです。(バナナ好きの夫には特に好評でした。)
次回は林檎単一でリベンジしたいと思います♪



↑バナナと林檎の厚みが違うせいか、気泡ができて、はっきりとビジブルになってしまっています。笑

作り方、とても簡単なのでシェアしますね♪
・林檎2個(私は林檎1個・バナナ1本を使いました)を薄くスライスする。
・ボールに卵二個を解し、甜菜糖40gを入れて泡だて器でよく混ぜ、薄力粉75gを入れてさっくり混ぜ、豆乳70㏄とオリーブオイル50gを入れて混ぜ、林檎・バナナのスライスを入れて混ぜる。
・オイルを塗った型に林檎・バナナのスライスを向きを揃えて並べて、170度のオーブンで50分焼く。 以上です♪



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