人生の一番美味しいところ。

人生の一番美味しいところ。











昨日図書館で借りたのは、桐野夏生さんの『ロンリネス』。





まず、題名に惹かれて手に取り、
表紙を開いて、目次を読んで、ますます惹かれました♪





第一章 賢妻愚妻
第二章 良妻悪妻
第三章 賢母愚母
第四章 聖母俗母
第五章 愛夫憎夫



昨夜、第一章の【賢妻愚妻】を読みながら、
人生で一番ぴりぴりしていた壮年期の自分を重ねていました。




PTA活動を含むママ友との付き合いや、娘たちの受験に神経をすり減らし💦、
多忙な夫はあてにならず、
頼れるのは自分だけだと悲壮な覚悟を胸に過ごしていたあの頃・・・




『今の自分の経験値なら、もっと楽に、もっとたおやかにやり過ごせたなぁ・・・』と、しみじみ思います。




そして、当時の、心がひりひりするような焦燥感や、
「こうあらねば!」と、自分自身を縛っていた呪縛さえ、今では懐かしく感じられます。





63歳になった自分には、
あの頃の身体能力はないけれど、

【良妻賢母】に代表されるような評価など、なーんにも気にならなくなり^^;、
長年の間に培った「経験」という万能スキルも身に付け、

ようやく、人生の「一番美味しいところ」を味わえる年齢になったのかも知れません。




先日、辻仁成さんが、

***
半分入ったコップの水。
「半分も入ってると思えるか?」或いは「半分しか入ってない」とがっかりするか? 
同じことなのに、有り難いと思えるか、不満を感じるか?で、人生は違ってきますね。
今日は、水が半分もあるじゃん、とプラスにとらえて生きてみたらいいかもね。
***

とツイートしていらっしゃいました。




よく、満足度の例えにされるコップの水・・・
加齢とともに、圧倒的に、「まだ、これだけあるじゃん!」な思考になっていくなぁ・・と思います。
それもまた、「経験」により磨かれたスキルの一つなのでしょうね^^





・・・今週の食卓の花。

レモンイエローのキンギョソウです。

似た形状のトラノオより、愛嬌のまさる^^キンギョソウ。
名前も可愛くて、とても好きな花の一つです♪




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