もう一度。

もう一度。











昨日は、長い一日でした^^;




「自力で、食べて、頑張りたい。」
という母の決心は変わりませんでした。





母の思いを担当医に伝えると、
「そうだとすると、果たして、お嬢さんとの同居が実現するのか・・・
 非常に難しいところですが、
 僕の役割は、そこを何とか繋げることだと思いますから、
 やれるだけのことはやります。」
と言って下さいました。





駐車場に向かう夫と私を、看護師さん二人が追っかけてきて下さって、
「お母様が、これ、娘の本なのよ。と、すごく嬉しそうに見せてくれて、元気にならなきゃ。と、おっしゃっていましたよ。」
と励ますみたいに言って下さいました。






先生も、看護師さんたちも、母の頑なさの裏側にある気持ちや、私達家族の気持ち、両方を尊重して下さっていることを、とてもありがたく思いました。



休みをとって付き合ってくれたものの、挨拶以外は、終始一言も口を挟むことなく、そこにいてくれた夫の気持ちも、とてもありがたく思いました。



そして、
「皆が通る道」「皆が通った道」だと、
「決して私だけじゃない。皆同じことを悩み、皆同じように覚悟を決めたのだ。」と、
心の中に、おまじないのように響いていた言葉と、按じて下さる皆様のお気持ちが、
温かな光のように、私を包んでくれていました。ありがとうございます。






何が起こっても、「ありがとう」を伝えたい人達に囲まれていたなら、人は「大丈夫」なのだと思いました。






コロナ禍で抱え続けてきた、【思いはあるのに何もできない無念さ】に比べれば、
これからは、母の手を握ることも、顔を見て言葉を交わすこともできます。




「自力で、食べて、頑張りたい。」と言った母にも、
一人じゃないよ・・・と、寄り添うことができます。




母が出した結論の中で、「前向きはどっちだ?」と探りながら、
温かな光の中を歩いて行こうと思います。







酸素ボンベを携えて、週末の遠出を楽しみにしていた頃の母。
この写真を撮った後、パンデミックによる規制が始まり、週末ドライブは中止になりました。




「年月を費やして 作りあげたものが 一瞬で壊されてしまうこともあります。
 それでも作り続けなさい。」


マザーテレサの言葉です。



これからまた、作り始めます。




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