遠ざかりたくない人。

遠ざかりたくない人。










昨夜は、遅くまで、長女・次女と、これからの母へのケアについて話をしました。



長女からは、随分厳しい指摘もあり、
改めて、



それぞれの関係性によって、
感じること、気付けることが違うのだ・・・と、身に沁みました。





けれど、私にとって、どれほど耳の痛い言葉であっても、
「伝えよう」と思ってくれる気持ちを、ありがたく思いました。

「伝えずにすます」ほうが、ずっと楽なのに、あえて「伝える」選択をしてくれたことに。




人と人が言い争っているのは、目に見えるので、
「ほら言わんこっちゃない、口はわざわいのもと」、
「何も言わなければ波風立たなかったのに」と思い易い。

でも、言い争ってできる擦り傷・切り傷より、
もっと深いのは「溝」。人と人の溝は、
目には見えない心の中に、沈黙のうちに、できていく。

「自分は伝えないことを、好んで選んでいる。
だから波風も立たないし、後悔もない。」

という人も、もちろん尊重する。
でも、一つだけお聞きしたい。

「遠ざかって、いないだろうか?」

山田ズーニーさん著「大人の小論文教室」【伝えるほうが、ずっといい】より抜粋






私は、物心ついて以来、弟たちと姉弟喧嘩をしたが一度もないほど、言い争うことが苦手で、




今でも、本当は言うべきことだとわかっていても、
その後の険悪なムードを避けたくて、言わずに飲みこんでしまうところがあります。




けれど、そのせいで、「言えなかった」相手と、結果、疎遠になってしまったことも何度かあります。




だから、「決して遠ざかりたくない人」には、伝える勇気を振り絞るべきなのだと、
昨夜、とても反省しました。





私にとって、母は自分の未来を映す鏡のように思えます。
でも、私と母の圧倒的な違いは、私には、「本音を伝えよう」としてくれる娘たちがいてくれることです。




気力も体力も弱っている今の母に、いまさら私の「本音」をぶつけることはできませんが、
それでも、半歩でも身近に母を感じられるよう、
できるだけ素の自分で、母に向き合っていこうと思います。



今日は、一昨日作ったアルバムを持って見舞ってきます。







・・・・アドベントカレンダー


母へのプレゼントに選んだアドベントカレンダーです。

画像では大きく見えますけど、高さ30cmほどの小さなオーナメントです。
夜も、ベッドサイドを柔らかな灯りが包むよう、電球付きのものを選びました。






今の時点で、手元には、長女ファミリー、次女夫婦から託された手紙があります。

絵の苦手な次女のお婿さんが、頑張って絵手紙を描いてくれていて、
ペケ印のおへそが付いた丸っこい「何か」が描かれてたので、「たぬき?」と聞いたら、
「雪だるま。笑」と、次女に訂正されました。笑




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