風で動くビーストに会いに。

風で動くビーストに会いに。









一昨日の朝、

朝食を準備しながら、夫に、

「今、高知県立美術館にストランドビーストが来てるの。会期は6月25日までなんだって。それまでに行きたいなぁ・・・」

と言うと、


「高知までなら車で片道5時間くらいじゃない? 天気良いし、今日行こうよ。」

と言われて、


「え? ゴールデンウィークだし、宿ないと思うよぉ。」

と言ったら、


「最悪、日帰りできるよ。」

と、言われ💦、


急遽、朝食用に炊いたご飯をおにぎりにして、高知に向けて出発しました。





オランダの彫刻家=テオ・ヤンセンにより生み出されたストランドビーストは、風力により、まるで生物のように歩行する造形作品です。








実は私の中では、高知へ行くなら、途中、隣県である香川県を訪ねたい希望があって(香川県は、亡き父が幼少期を過ごした場所です。)、



車中で夫にそのことを告げると、

「だったら、香川で一泊して、明日高知入りしよう。」

と意を汲んでくれたので、iPhoneで香川県の宿を検索したら、
観光スポットとして名高い栗林公園近くのビジネスホテルに「※残り1室※」空室があり💦、慌てて予約しました。





高速道路は、ところどころ渋滞していましたが、それでも、昼前には、本州と四国を結ぶ橋のたもとに到着。






カップルで自撮りをしていらしたお嬢さんにお願いして、
私達には珍しい^^;ツーショットを撮ってもらいました。
この後、頭上に架かる橋を渡ります。







午後、香川県高松市に到着し、ホテルに向かう途中の高松市立美術館で、「フィンランドライフスタイル展」が開催中だとわかり、ルート変更して立ち寄りました。





12年前にフィンランドへ旅した際に足を運んだアールトの家や別荘を懐かしく思い起こす展示でした。




大好きな、オイバ・トイッカのガラス製の鳥のオーナメントもありました♪






その後、ホテルにチェックインし、栗林公園を散策しました。
美しい樹木がいっぱいで、
マスクを外して、美味しい^^木の香りを満喫しました♡







翌朝は、ホテルでサービスの朝食をいただき、高知県立美術館へ。
このサービスの朝食が、驚きの「感動朝食」で、

いわゆるホテルのバイキング形式の朝食会場の片隅に、「讃岐うどん」コーナーがあり、
そこで、釜揚げうどん、ぶっかけうどん、を選ぶと、その場で麺を湯がいてくれて、
自分で天ぷらや葱をトッピングして食べる形式になっていました。

私は、ぶっかけうどんに海老天と絹さや天を載せて、小皿のホタルイカの酢味噌和えをサイドディッシュに選びました。

どちらも、びっくりするくらい美味しくて、特に麺は、顎に負担を感じるほどコシが強く、
小さい頃、我が家のおうどんといえば、これだったなぁ・・と、思い出しました。(父が讃岐うどんを好きで、取り寄せた乾麺を常備していました。)

久方ぶりの味と再会できた感動を胸に、一路、高知へ向かいました。



到着♪





念願の、実物のストランドビーストとの対面です^^
↓こちらは、「帆船」をモチーフにした 大きくて迫力のあるビーストです。





そのビーストが、風(人工風)を受け、歩く様子を見学しました。(動画で聞こえてくる可愛い声の主は私ではなく^^;、お隣で見ていたカップルの女性です。笑)






別会場には、風の代わりに人力でも動くミニサイズのものがあり、
私も動かしてみました。
一つ一つの関節が、うまく連動し、ほんの少しの力で、沢山の足(?笑)を、軽々と動かしてくれます。








帰路は、少し遠回りして、往路とは別の橋を渡り、
途中、またまた夫所望の巨木に会いに^^;、とある島へ。


トンネルのような木の洞に入っていく夫がわかるでしょうか?
この木をくぐって、奥に佇む院に参拝します。







その後、昼食に立ち寄ったSAは、ものすごい混雑で💦、
食事をするのをあきらめ、
名物の、じゃこ天とじゃこカツを買って、車内で食べました^^;




そしてデザートに「ぼっちゃん団子ソフトクリーム」♪
「期待を裏切らない」お味でした^^








行き当たりばったりの行程でしたけれど、良い旅でした。


現在75歳のテオ・ヤンセンは、
毎年、冬から春にかけて、より長く自力で生息(?^^)し続ける新種のビーストを製作し、
春風の吹き始めるオランダの海岸に放ちます。

無風でも、ペットボトルに貯めた空気で動くことのできるビーストや、
高潮を察知すると高台に避難するビーストなど、
ビーストは、進化し続けています。




60代でも 
20代でも

夢をかなえられるのは 動いた人だけ





彼が生み出した歴代のビーストは、きっと彼の夢の形で、
彼はこれからも、毎年、ひとつずつ夢を形にしていくのだろうと思います。




自分が想像もしない形の夢を追い続ける先達の存在は、
私の人生行路を照らしてくれる眩い陽光のように感じられます。



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