2022年9月14日

風の生命体。

「ストランドビースト」をご存じですか？^^

大学で物理学を学んだ後、画家に転向した「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と呼ばれるテオ・ヤンセンが制作した「風の力で砂浜の上を歩く生命体」です♪

プラスティックチューブやペットボトルなどを素材に、風を動力に、
歩き、時には疾走します。

また、強風を感知すると飛ばされないように地面に杭を打ち付けたり、
水を感知すると水没しないように避けることもできます。

これらの機能を備えているのは、作者亡きあとも自立して砂浜で生き延びることを目指しているからなのだそうです。

不思議な、美しい、人工生命体・・・

私は、自分の LINE の keepメモに、いくつかの動画を保存していて、
時折、ヒーリングミュージックを聴くように、ぼーっと眺めています。

そうしたら・・・
昨夜、次女のインスタグラムに、ミニビーストの動画がアップされていました。

先週末、沖縄に滞在中、暇をみつけて組み立てたのだそうです。

扇風機の風を受け、歩くミニビースト♪^^
可愛い。笑

自分自身の生きる姿勢って、いつも、アンテナ立てて、能動的に動いてるイメージなのですが^^;

「たゆたえども沈まず・・」を実現するためには、

時には、力を緩めて、吹く風に押してもらいながら、ゆるゆると流されるひと時も、必要なのだろうと思います。

先日の「鎌倉殿の13人」をご覧になられた皆様は、
きっと全員（！笑）大竹しのぶさんの怪演に、固唾をのまれたことでしょう^^;💦

大竹さんが演じた年老いた巫女が、三代目鎌倉殿・実朝に告げた

「お前の悩みは、どんなものであっても、それはお前ひとりの悩みではない。
はるか昔から、同じことで悩んできた者がいることを忘れるな。
この先も、お前と同じことで悩む者がいることを忘れるな。
お前ひとりではないんだ、決して」

という言葉は、時代を超えて、今を生きる私達にも深く刺さる真理の言葉だと思いました。

太古の昔から、
私と同じように、初めての出産に皆、怯えただろうし、
生きて行くことの難しさに心傷めただろうし、
命を失うことへの恐れがあっただろうし、
かけがえのない者たちが苦しむことをつらく思ったに違いない。

そう思うと、遠い遠い昔から、延々と、人は皆、同じように、
悩み、傷つき、恐れながら、命を繋いできたのだなぁ・・と、
「みんな、頑張ったよね！」と、肩組みたくなります。

だから、今日は、ストランドビーストとミニビーストの動画を、
あなたに贈ります^^

はーーーいっぱいいっぱい >< 　
このままじゃ沈みそう・・・
と思った時に、風の浮力で、ぽわーんと、水面に浮かび上がれますように・・・♪